小学4年生まで泳げなかった僕。。

顔を水につけることすらできなかった僕。。

僕にとって夏休みは苦痛で仕方ないものだった。。

夏で休みだというのに

なんで学校へ行って

プールに入らなければいけないんだ?

毎日、毎日、

そう思ってた。。

夏休みが終わると毎年必ず

学校行事で水泳大会があった。

泳げないヤツも参加しなければいけないので

毎年この時期は頭を抱えていた。

小学4年生の大会で

僕は

【 5メートル以下 】という種目に出場した。

泳ぐようなフリで

なんとか2メートルという結果を残した。

たかが2メートルでも

僕にとっては必死で残した結果だった。

必死で2メートルも泳いだというのに

大会直後に

担任の先生に怒られた。

理由は

僕の妹が

まだ小学2年生だというのに

上級生たちよりもスゴイ結果を叩き出したからだ。

勉強もできない、

走るのが遅い、

なにをやってもダメだった僕に、

当時の担任の先生が

そこまで怒ったのは

最初で最後だった。

僕も悔しかったし、

先生も悔しかったんだと思う。

僕は家に帰り

母親に

『 スイミングスクールに通わせてほしい 』

とお願いした。

僕がスイミングスクールに通うのは

初めてのことではなかった。

1度、両親に無理矢理連れていかれ

僕はスイミングスクールで大泣きし

泣きすぎてゲロをまきちらし

ハダカのまま逃走したという前科があった。

そんな前科がありながらも

スイミングスクールに通いたいと想ったのは

担任の先生に言われたことが

よっぽど悔しかったのかもしれない。。

はじめは週に1回くらいで通っていたのだが

少しずつ少しずつ練習しているうちに

ビート板なしでも泳げるようになり

だんだん楽しくなってきてしまい、

週2回くらい通うようになっていった。

妹も同じスクールに通っていて

妹のほうが上のクラスだったのだが

楽しくてそんなことどうでもよかった。

気がついたら泳ぐことが好きになり

週3〜週4回くらい通っていった。

妹が行かなくても

友達が行かなくても

自分は自分。

スイミングスクールに行きたいんだから

まわりの誰かが行かなくても自分は行く。

これって今の僕も同じなんです。

好きなことはとことんやる。

( 当時は、

もちろん親の協力があったから泳げるようになったけど、

大人になって

やりたいことをやるなら

自分でお金を稼いで

とことん自分に投資してあげてください…!! )

それだけスイミングスクールに通えば

泳げるようになって当然ですよ。

それだけ好きなことに打ち込めれば

誰だって変わりますよ。

だから小学5年生の夏には

もう同級生は相手にならなかったです。

たった1年で

僕は学校の代表選手になっていました。

ミンナを負かしてやりたいとか、

先生を見返してやりたいとか、

そんな気持ちはいっさいありませんでした。

ただ、

やりたいことをとことんやっただけです。

スイミングスクールで大泣きして

ゲロをまきちらし

ハダカのまま逃走した僕が、

小学4年生まで泳げなかった僕が、

顔を水につけることすらできなかった僕が、

必死で2メートル進んだ僕が、

担任の先生にあそこまで怒られた僕が、

学校中のミンナから笑われていた僕が、

たった1年で学校の代表選手になったんです。

自分がやりたいと想ったことは

とことんやってください…!!

自分が好きなことは

とことんやってください…!!

だって、

僕でもできたんだから…!!

その後、

高校生でサーフィンを始め

高校卒業後

神奈川県茅ヶ崎市に移住

サーフィンが大好きで

もっと大きい波に乗りたくて

バリ、オーストラリア、台湾、、、など、、、

海外に行ってサーフィンをしていました。

昨年はトライアスロンの大会にも出場しました。

小学4年生まで泳げなかった僕がです。。